2017年03月13日

シタタカ朴大統領 「弾劾棄却なら復職」の逆転シナリオ

 6日に公表された韓国の次期大統領選挙の世論調査で、断トツの1番人気に躍り出た野党「共に民主党」の文在寅前代表(64)。

 韓国国内では早くも文大統領誕生が囁かれ始めたが、大統領選が行われるのは、あくまで職務停止中の朴槿恵大統領の弾劾が憲法裁判所で成立した場合の話である。韓国の大統領は任期5年で再選はない。その分、身分は手厚く保障されていて大統領職を奪うにはよほどの「中身」が必要だ。

 2004年に当時の盧武鉉大統領に対して行われた韓国史上初の弾劾審判でも、憲法裁判所は「違法行為はあったが、罷免しかないというほど重大ではない」と棄却している。容疑の白黒とは別に、辞任に値するか判断されるわけだ。現在の憲法裁判所の裁判官は8人で、弾劾成立には6人が必要。ビミョーな数だ。

「コリア・レポート」編集長の辺真一氏はこう言う。

「収賄や秘密漏洩などの容疑のうち、いずれかがクロなら弾劾成立という単純な話ではありません。現段階で、8人の裁判官のうち2人は政府に批判的な立場であり、残りの6人のうち、4人が認めるかどうか。成否は五分五分とみています」

 仮に弾劾棄却なら、当然、朴大統領は復職だ。となれば、12月の大統領選はどんな展開になるのか。


Posted by ルイ at 10:38│Comments(0)
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