2017年08月12日

『日本風太鼓橋』としてこの太鼓橋を再度描いている

本作では太陽の移り変わりによって様々に変化させる色彩が、モネの驚くべき眼と、大ぶりな筆触や色彩分割による表現手法よって見事に表現されている。

特にモネの大きな個性となっている一見、非現実的な色彩感覚は、造園した庭に池の木々や池、そこに浮かぶ睡蓮、水面に映る影の表現をより一層、表情豊かなものにしている。

本作以外にもモネは、ほぼ同一の展開によるボストン美術館の『睡蓮の池』や構図は同一ながら描かれた時間が異なるオルセー美術館の『睡蓮の池、緑の調和』、やや縦長の画面によるメトロポリタン美術館所蔵の『睡蓮の池』など同一の画題を扱った作品が数多く手がけている。なおモネは本作品群の制作から約20年後、白内障により視力を失いながらも、『日本風太鼓橋』としてこの太鼓橋を再度描いている。




Posted by ルイ at 15:14│Comments(0)
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