2017年09月12日

生涯最高の作品と位置付けていた

 楽園的な田園風景の中に、ジョルジョーネ、ルーベンス、ゴヤなど古典以来、幾多の巨匠たちが手がけてきた裸婦像から着想を得て創作した本作の裸婦による群像構図、特に前面で横たわる、あきらかに巨大化された二体の裸婦の表現は、ルーベンスのそれを強く思わせる豊満で肉感に富んだ肉体で表されている。

 また自由奔放かつ芳醇な筆触による多種多様な色彩は観る者の眼を惹きつけるだけでなく、画家が追求した理想的な裸婦(ヴィーナス)が在る情景(風景)を斬新かつ効果的に表現している。ルノワール自身、本作を特に重要視していたことが知られており、画家は本作に対して「生涯において探求した絵画表現の融合的(総合的)作品」と言葉を残しており、生涯最高の作品と位置付けていた。


Posted by ルイ at 12:30│Comments(0)
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