2018年02月24日
母と子
米国を代表する女流画家のひとりメアリー・カサットが手がけた傑作的作品『母と子』。
本作は画家が生涯の中で数多く制作している≪母と子≫を画題とした作品の中の一点で、本作は視力の衰えが顕著になる数年前に手がけられた晩年期の作品となる(画家の視力は1910年頃から衰え始め、その数年後には絵画制作そのものを断念せざるを得ない状態にまで悪化した)。
画面中央から右に緑色の椅子に座る母親と、左に母の膝の上に座る子が配されており、両者が一緒に持つ手鏡には子の姿が映り込んでいる。画家自身、生涯独身であり子供を授かることは無かったが、本作には母と子の温かで緊密な関係性と、子に対する母の豊かな母性が良く示されている。
本作は画家が生涯の中で数多く制作している≪母と子≫を画題とした作品の中の一点で、本作は視力の衰えが顕著になる数年前に手がけられた晩年期の作品となる(画家の視力は1910年頃から衰え始め、その数年後には絵画制作そのものを断念せざるを得ない状態にまで悪化した)。
画面中央から右に緑色の椅子に座る母親と、左に母の膝の上に座る子が配されており、両者が一緒に持つ手鏡には子の姿が映り込んでいる。画家自身、生涯独身であり子供を授かることは無かったが、本作には母と子の温かで緊密な関係性と、子に対する母の豊かな母性が良く示されている。
Posted by ルイ at 16:30│Comments(0)
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